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水疱性角膜症( Bullous Keratopathyto )

水疱性角膜症は、生まれつき角膜の内側に並んでいる細胞が弱く、加齢や外傷、角膜感染、白内障手術、緑内障治療などによって、内皮細胞が傷ついたり減少したりすることにより、角膜が腫れたり、角膜表面に液体の詰まった水泡がでてくることがあります。場合によっては、この水泡が破裂することもあります。
一般的に高齢者に多く見られる病気です。

視力低下や霧がかかったようにぼんやり見えるなどの症状が代表的です。

角膜は白く混濁し、視力が低下します。また、角膜上皮が剥がれると激しい痛みを生じることがあります。

水疱性角膜症は内皮細胞に障害が起きますので、角膜内皮細胞を移植する角膜内皮移植を行います。従来行われていた、全層角膜に比べて、拒絶反応も起こりにくく、術後の経過も速いのが特徴です。

加齢による細胞数減少

角膜は上皮、ボーマン膜、実質、デスメ膜、内皮という5つの層でできています。この中で内皮という部分が角膜の透明性を保つために最も重要な部分となります。角膜内皮細胞は角膜の水分の流入を防ぐだけでなく、余分な水分をくみ出す機能をします。

成人のかくまくの細胞は、3000~4000個/m㎡存在します。細胞数は20歳前後から減少を始め、内皮細胞が500個/m㎡以下になると、余分な水分をくみ出す事ができなくなり、白く混濁しむくんでしまいます。これが、水疱性角膜症です。

  • 小田切病院 (インターナショナル・アイ・ネットワーク) - 角膜移植・円錐角膜
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