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角膜とは

角膜移植手術は患部である角膜を健康な角膜と取り替える手術です。

角膜移植

レーザーの最新技術を利用した角膜切開“ジグザグ”は、アメリカで開発されたイントラレースFSレーザー機器によって3次元的な切断方法を用い、切開面(エッジ部分)をジグザクに、双方に凹凸面を作りぴったりとはまるキャップのオスとメスのように、傷口を密閉することができるように切開することができます。

“ジグザグ”は、角膜の表面部分の段差を作らず傷口がぴったりと合うため、眼球からの房水漏れなどのトラブルを防ぎ、傷の回復が早く、なにより縫合そのものが簡単です。

従来の角膜移植に比べると、手術時間が大幅に短縮し、患者さんの角膜移植手術手術によって起こる不安などの心の負担を軽減することができました。

角膜とは

角膜

 角膜は瞳の黒い部分の表面にある透明の膜のことです。平らなドームのような形をしており、血管はなく常に表面が涙で覆われています。これは乾燥と眼球内部への細菌感染を防ぐ役割を果たしています。

直径は11.5から12.0ミリ、厚さは中央で0.5ミリ、それ以外は0.7ミリが平均的なサイズです。

角膜は目に光を取り入れる窓のような役目をしています。さらに光を屈折させてピントを合わせる働きをしています。角膜が傷ついたり、変形したり、濁ったりすると視力を損ない、濁りがひどくなると視力を失うこともあります。

角膜の病気には、細菌やウィルスの感染、怪我や事故による損傷などがあり、重症な場合に角膜移植が必要となります。

角膜は3層構造です

まず角膜上皮、角膜実質、角膜内皮の3つの層にわかれ、さらに上皮と実質の境目にはボーマン膜、実質と内皮の境目にはデスメ膜と呼ばれる薄い膜があります。

角膜は3層構造

上皮
厚さは約50マイクロメートル。1~2週間のサイクルで新しい細胞と入れ変わります。この部分が傷つくと大変な痛みがあります。
実質
角膜の厚さの90%をしめる実質は、コラーゲンの密な層でできています。
内皮
角膜の一番後ろ側にあるのが内皮です。健康な内皮は蜂の巣のような、6角形の内皮細胞がびっしりとつまっています。実質側の水分調節をするポンプの役割を果たし、内皮が異常をきたすと角膜が膨張して、白くかすんでしまいます。
 

角膜移植が必要な病気について

角膜の病気には、細菌やウィルスの感染、怪我や事故による損傷などがあり、重症な場合に角膜移植が必要となります。
角膜移植が必要となる病気には、円錐角膜、水泡性角膜症、角膜白班、ヘルペス角膜炎、角膜変性症(ジストロフィ)が代表的です。

角膜には血管が無い

角膜には血管が無いので拒絶反応は起こりにくいのが特徴です。角膜には、十分な酸素と水分が必要で、移植後はステロイドや免疫抑制剤と人工涙(Artificial tears)の点眼剤を使用することで拒絶反応を抑えます。

角膜の提供のシステムについて

アメリカでは、多くの方が免許証,身分証明書の裏面に臓器を提供するかどうか、自らの意思表示をしています。角膜提供の意思ある方が亡くなられると、生前の意思を継ぎ、速やかに眼球を摘出し、移植手術に適するかどうか、アイバンクでの検査を行います。

アメリカの場合、眼球摘出は、医師だけでなく特別な免許を持った人が行う事ができます。そのため、スムーズに移植片の提供がおこなわれます。

インターナショナル・アイ・ネットワークがご紹介する病院では,年間5000件の角膜移植を行うことが可能です。年間5000件という数字は、日本で行われている角膜移植の年間数の5倍以上になります。

アメリカの病院では、最も質の良い角膜片を選び提供されています。日本国内で提供される角膜は高齢者からのものが多く、細胞数の少ない角膜片を使う場合さえあると言われています。医師の考えからアメリカより角膜を輸入する場合もありますが、米国での摘出、米国内輸送、空輸と時間の経過による劣化は免れず、現状日本では最も質のよい角膜片を手に入れる事は非常に難しいといえます。

  • 小田切病院 (インターナショナル・アイ・ネットワーク) - 角膜移植・円錐角膜
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